どうも!当ブログを運営している「カイ」と言います!
このブログでは、
「ウイスキー初心者の方に向けて、ウイスキーの魅力やオススメの銘柄など」を紹介しています。
- ローランド地方ってどんな所?
- ローランドウイスキーの歴史
- オススメのローランドウイスキー3選!
ローランド地方ってどんなところ?

モルトウイスキーよりもトウモロコシから造られるグレーンウイスキーが多く造られている地域で、
ブレンデッドウイスキーの原酒として、使われている。
ハイランド地方は、山岳地帯で大自然が広がるウイスキー造りに向いている場所に対し、
ローランド地方は、なだらかな平野が続く、のどかな場所。
ローランドウイスキーの魅力を知ろう!

通常スコッチウイスキーは、ピート(泥炭)で大麦麦芽を乾燥させて2回蒸留で造られますが、
ローランドモルトウイスキーは、ピートを焚かないで、3回蒸留で造られています。その結果、クセがなく飲みやすい酒質になっています。
とてもライトなボディーなので、ウイスキー初心者の方にも飲みやすい口当たりに仕上がっているんですよ!
ローランド地方では、モルトウイスキーよりもブレンデッドウイスキー用に造られているグレーンウイスキーが多く造られている
モルトウイスキーは種類が少なく、造っている蒸留所も少ないため希少価値が高く、値段が高め!
味わいは、ウイスキー初心者におすすめだが、値段が合っていないかも
ローランドウイスキーの歴史を知ろう!

最近シングルモルトウイスキーの人気が出てきましが、
まだまだ、ブレンデッドスコッチウイスキーのほうが売れています!
そのブレンデッドスコッチウイスキーに大切なグレーン原酒を造っているのが、ローランド地方なんですよ!
ローランド地方の全盛期
- 当時スコットランドには、31の蒸留所があり、その内25も蒸留所がローランド地方にありました。
- イングランドに近い「グラスゴー、エジンバラ」があり、賑わっていた!
ローランド地方の衰退期
- イングランドとスコットランドが合併することで、重税が課されることに
- 重税から逃れるため「ハイランド地方やスペイサイドに逃れる方々と残って原材料を変えて造り続ける方々」に分かれる。
- 高騰した大麦麦芽から安価で手に入るトウモロコシに変更して「グレーンウイスキー」を造られる事に!
ハイランド地方やスペイサイドへ隠れた方々の行方
課税から逃れるために、できるだけ政府に見つからない場所「ハイランド地方やスペイサイド」へ移動した
ウイスキー業者は、隠れてウイスキーを造り始めます!
密造時代に、ウイスキーの製造方法が確立されていき、蒸留技術が発展していきました。
スペイサイドのウイスキーのことを詳しく知りたい方は、この記事もどうぞ!

ローランド地方で原材料を変えて造り続けていく方々
ローランド地方は、イングランド政府に近いので、隠れてウイスキーを造ることができませんでした。
なので、高騰していた大麦麦芽から安価で手に入るトウモロコシに変更して「グレーンウイスキー」を
造り始めました!
原材料が大麦麦芽からトウモロコシになったことで、
独特なモルトの香りや味わいではなく、グレーンウイスキーの優しい味わいに変わりました。
その結果、グレーンウイスキーは当時の人には、刺さらず不人気が続き、徐々に衰退していきます。
グレーンウイスキーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

ローランドウイスキーの復活劇

当時人気の無かったグレーンウイスキー!
ある時「アンドリュー・アッシャー」という酒商人が、優しい味わいのグレーンウイスキーと個性的な香りが特徴のモルトウイスキーをブレンドして造る新しいジャンルのウイスキーを造り出しました。
これが、ブレンデッドスコッチウイスキーの原点ですね!
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドするという今までにない新しいアイデアは
絶大な人気を誇りました。
おかげで、人気の無かったグレーンウイスキーは、徐々に需要がも上がり、生産量も回復していきました。
ローランド地方で造られているウイスキー3銘柄!

オーヘントッシャン12年
- 香り:クリームブリュレ、シトラス、ナッツ、若葉
- 味わい: スムースで濃いオレンジやライムの甘さ
- 余韻:ジンジャーやナッツのような余韻
- オススメの飲み方:ロック、ハイボール
スコットランドの大都市「グラスゴー」の近くで造られているウイスキー
ローランドウイスキーらしい穏やかでクセの無い飲みやすさが特徴。
ウイスキー初心者の方におすすめできるライトな口当たりが人気!
グレンキンチー12年
- 香り:花や芝生を思わせる香りと青りんごのようなフレッシュさも感じる
- 味わい:そんなに甘くないバニラ。後味は、スパイシーさもある。
- 余韻:ハーブなドライな余韻
- オススメの飲み方:ライトでさっぱり、スッキリしている。とても飲みやすいウイスキー
大麦麦芽を生産している穀倉地帯で、農業経営と並行して造られている
スコットランドにある蒸留所の中で、1番大きなポットスチルで蒸留することで、
ローランドウイスキーらしいライトスイートな飲み口になっている。
キングスバーンズ ドリーム・トゥ・ドラム
- 香り:豊かに育った果実の甘い香り。フルーティーな香りが鼻腔を刺激してくれる
- 味わい:フルーティーさとローランドウイスキーらしいライトで飲みやすい
- 余韻:爽やかなジンジャーのようなさっぱりとした余韻
- オススメの飲み方:ハイボール
最近できた蒸留所で、繊細で、ライトな飲み口がウイスキー初心者の方にも飲みやすく仕上がっている。
甘くさっぱりとしたウイスキーを探している方におすすめですね!
本日の締め
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
今回は「ローランド地方で造れているウイスキーの魅力と銘柄」を紹介しました!
- ローランドモルトは「ピートを焚かないで、3回蒸留」しているので、クセがなく飲みやすい
- モルトウイスキーよりもブレンデッドウイスキー用のグレーン原酒を多く造っている
- グレーンウイスキー発祥の地で、ブレンデッドウイスキーが誕生した地域でもある
- モルトウイスキーは、種類が少ない
ローランドウイスキーは、クセがなく飲みやすいので初心者にオススメしたいのですが、
ネットでも手に入らない銘柄が多く、3銘柄しか紹介できませんでした
ウイスキー初心者の方の口にも合いやすいので、飲む機会があったら試しほしいですね!