洋酒の中でも高級なお酒「ウイスキー」
はじめは、
その中でも、クオリティーの高いウイスキーを造っている産地を「世界5大ウイスキー」と呼ばれています。
そこで今回は、「世界5大ウイスキー」の特徴の違いなど、書いていきます!
世界5大ウイスキーである「スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、ジャパニーズウイスキー、アイリッシュウイスキー、カナディアンウイスキー」の味わいや香りの特徴を徹底解説していきますね!
【ウイスキーの基礎】

木の樽で数年~十数年以上熟成させることで、
樽の香りと樽の色が移り、琥珀色をした香り高いお酒ができるんですよ!
ビールやワインと比べると、ウイスキーは「蒸留酒」なのでアルコール度数の高さも特徴ですね!
醸造酒 | アルコール度数 | 蒸留酒 | アルコール度数 |
ビール | 5% | ウイスキー | 40%~ |
ワイン | 14% | テキーラ | 40% |
シャンパン | 12% | ジン | 40%~ |
日本酒 | 15% | ラム | 40%~ |
紹興酒 | 16% | ウォッカ | 40%~ |
マッコリ | 7% | ブランデー | 40% |
リキュール | 20% | 焼酎 | 25% |
泡盛 | 35% |
- 醸造酒(発酵酒):穀物や果実を発酵させたお酒のこと
- 蒸留酒:発酵酒を蒸留させることでアルコール度数を上昇させたお酒のこと
ウイスキーのアルコール度数は、40%~60%と高いので、
炭酸水や水、コーラ、ジンジャーエールなどで割って飲んでも味わいが損なわれることが無いです!
世界5大ウイスキーの特徴!

ウイスキーは、世界中で造られているお酒です。
その中でも、とくに有名で美味しいウイスキーを造っているのが
「スコットランド、アメリカ、日本、アイルランド、カナダ」の5か国です。
(最近では、「台湾やインドなど」も有名になってきています)
世界5大ウイスキーと言われている5か国では
製造方法や気候風土などによって、全く異なる味わいを造り出しています。
スコッチウイスキーの特徴!

スコッチウイスキーの最大の特徴は、「ピート(泥炭)」を使って大麦麦芽を燻して、乾燥させて造られるスモーキーな香りが特徴ですね!
(すべての銘柄がスモーキーというわけではありません)
スコッチウイスキーは、スコットランド内の生産地によっても香り・味わいが違うんですよ!
- スペイサイド:華やかで、クセの少ない飲みやすいウイスキーが造られている
- ハイランド:スペイサイドとローランドの間のような味わいが多い
- ローランド:ライトな飲み口で、スッと消える余韻のウイスキーが造られている
- アイラ島:強烈なピート香で有名!飲む人を選ぶウイスキーが造られている
- アイランズ:アイラ島とは違ったクセがあるウイスキーが造られている
- キャンベルタウン:港町ということもあり、潮っぽい・しょっぱいなど表現される
スコットランド(スコッチ)だけでも、こんなにもウイスキーの味わいがあるのは、さすがですね!
スコッチウイスキーを詳しく知りたい方は、こちら!

アメリカンウイスキーの特徴!

イギリスによる植民地の時代に移住してきた「スコットランド人(スコッチ)とアイルランド人(アイリッシュ)がトウモロコシから蒸留酒を造ったとされています。
そこから、徐々にウイスキーの種類が増えていきました。
- バーボンウイスキー:原料の51%がトウモロコシのウイスキー。内側を焦がしたオークの新樽で熟成
- ライウイスキー:原料の51%以上がライ麦のウイスキー。内側を焦がしたオークの新樽で熟成
- ホイートウイスキー:原料の51%以上が小麦のウイスキー。
- モルトウイスキー:原料の51%以上がモルト(大麦麦芽)のウイスキー。
- ライモルトウイスキー:原料の51%以上がライモルト(ライ麦芽)のウイスキー。
- コーンウイスキー:原料の80%以上がトウモロコシのウイスキー。古樽or内側を焦がしてない樽で熟成
- ブレンデッドウイスキー:ストレートウイスキーにウイスキーやスピリッツをブレンドしたウイスキー
- テネシーウイスキー:テネシー州で造られたウイスキー。サトウカエデの炭でろ過する(チャコールメローイング製法)。(法律上はバーボンウイスキーと同じ)
ストレートウイスキーとは、「熟成期間が2年以上経過したウイスキー」のこと!
この中で、有名なウイスキーは、
「バーボンウイスキー、テネシーウイスキー」ですかね!
逆に、アメリカンウイスキーの長期熟成されたものは、とても高級なんですよ!
アメリカンウイスキーを詳しく知りたい方は、こちら!

ジャパニーズウイスキーの特徴!

世界5大ウイスキーの中でも、ウイスキーの歴史は浅く、朝ドラ「マッサン」で描かれています。
国産初のウイスキーは、1929年に発売された「サントリーウイスキー白札」です。
(まだ、100年も経っていないんですよ)
ジャパニーズウイスキーは、世界的にもブームでとても人気が高く
有名な銘柄は、ほとんど高騰していて、定価では買えないと思った方がいいですよ!
特に「白州、山崎、響、竹鶴など」は、ノンエイジものでも定価では買えません
(逆に、プレゼントなどでジャパニーズウイスキーを送ると、最高!)
ジャパニーズウイスキーを飲んでみたいという方は「オーセンティックバー」に行ってみはいかがでしょうか。
ジャパニーズウイスキーを詳しく知りたい方は、こちら!

アイリッシュウイスキーの特徴!

(アイルランドとスコットランドのどちらが、ウイスキー発祥なのかは正確には分かっていません)
アイリッシュウイスキーの最大の特徴は、「3回蒸留」です。3回蒸留することによって、雑味の少ない飲みやすいウイスキーになります。
(クセがないので、ウイスキー初心者の方にもおすすめでとても人気があります!)
銘柄の数は、「スコッチ、アメリカン、ジャパニーズ」に比べて少ないですが、
飲みやすさと、カクテルベースに向いている味わいで、確立された人気があります!
アイリッシュウイスキーを詳しく知りたい方は、こちら!

カナディアンウイスキーの特徴!

カナディアンウイスキーは、トウモロコシから造られた「ベースウイスキー」とライ麦から造られた「フレーバリングウイスキー」の2種類をブレンドして造られています。
ライ麦のピリッとしたスパイシー感とトウモロコシの優しい甘みのバランスの良さが特徴です!
ライトな飲み口で、クセがなく飲みやすいウイスキーです。
カクテルベースとしても使いやすく、お家でカクテルを作るという方にもおすすめですよ!
銘柄の数は、少ないですが世界中で愛されているジャンルの1つです。
スコッチウイスキーの独特な香りが苦手な方にピッタリかも
カナディアンウイスキーを詳しく知りたい方はこちら!

本日のまとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
今回は、「世界5大ウイスキーについて」書かせていただきました!
- 世界5大ウイスキーには「スコッチ、アメリカン、ジャパニーズ、アイリッシュ、カナディアン」がある。
- 5つのウイスキーは、製造方法や環境の違いから香り・味わいが全く異なる。
今回は、ウイスキーの産地による違いを紹介しましたが、
ウイスキーの味わいを決める重要なことは、「熟成年数、熟成樽の木の種類、熟成樽の種類、原酒をブレンドするブレンダーなど」です。
さらにウイスキーを深く知っていくと、どんどんハマっていきますよ!
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