どうも~カイです!
今回は、ウイスキーの熟成樽を少し深堀して、より美味しいウイスキーを見つけてもらいます。
宅飲みやBARで、美味しいウイスキーを見つける事ができますよ!
- 熟成樽についてマスターできる
- 美味しいウイスキーを見つける事ができる
ウイスキーに使う熟成樽の種類

ウイスキーの香りや味わいを決める大切な工程「熟成」に使う木樽には、
様々な種類があります。
種類によってウイスキーは大きく影響を受け、個性がでて美味しくなるのです。
シェリー樽
スペインの伝統的な酒精強化ワイン「シェリー」を保存していた樽を
使ってウイスキーを熟成することもあります。
シェリー樽で熟成されたウイスキーは、「フルーツのような甘さ」が付与されます。
バーボン樽
アメリカンウイスキーの1種「バーボンウイスキー」を貯蔵していた樽を
使って熟成します。
バーボンウイスキーは、新樽しか使えないので、1度使った樽は、スコッチやジャパニーズ、アイリッシュなどに再利用されます。
バーボン樽で熟成すると、バニラや蜂蜜のような甘い香りと独特なスモーキー感がでます。
アメリカンホワイトオーク
バーボンウイスキーを熟成する際に、アメリカンホワイトオークの新樽で保存します。
ウイスキーの樽材に広く使われていて、
熟成に使うと、バニラや蜂蜜のような甘い香りがウイスキーに移ります。
スパニッシュオーク
ヨーロッパ産の2大オークの1つで、ポリフェノールやタンニンが多く含まれているので、
熟成すると、ドライフルーツのような甘くてフルーティーな特徴になります。
ミズナラ樽
ジャパニーズオークとも呼ばれている日本で採れるナラの木のこと。
お線香のようなオリエンタルな香りがします。
日本だけでなく、最近は海外の蒸留所でも注目されています。
熟成樽の容量

熟成樽の容量は、熟成速度や酒質に影響を与えると言われています。
基本的に、1回目の熟成(新樽)は、バーボンウイスキーやカナディアンウイスキーで使われ
2回目の熟成で、スコッチやジャパニーズ、アイリッシュなどに使われます。
- バレル:180ℓ~200ℓの樽。バーボンウイスキーの熟成によく使われる。
- ホグスヘッド:250ℓの樽。スコッチやアイリッシュでよく使われる。
- バット:500ℓの樽。シェリー酒の熟成によく使われる。
- パイプ:410ℓ~650ℓの樽。ブレンデッドウイスキーの仕上げに使われる。
熟成樽の歴史

ウイスキーは、昔「命の水」と呼ばれ、蒸留されたものを飲んでいました。
そこから時が経ち、ウイスキーの密造時代へと入ります。
密造時代では、ウイスキーを隠れて長期保存できる入れものが必要でした。
そこで、当時捨てるほど多く余っていた、シェリーの樽を使うことにしました
すると、シェリー樽に詰めたウイスキーが、アルコール感を抑えられ、まろやかになり
甘い香りが付与されてたんです。
これが、熟成樽の起源と呼ばれています。
本日の締め
- ウイスキーを熟成させると、アルコール感が抑えられて香りや味わいが良くなる。
- 熟成年数だけでなく、樽の種類も大切!
- 以前どんな飲酒が熟成されていたか」などがウイスキーの熟成には大切